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2025年図書館総合展でフォーラム等を開催します

JPCOARは2025年度図書館総合展で下記の企画を開催します。

JPCOAR 図書館総合展2025フォーラム

日時:2025年10月23日(木)
会場:パシフィコ横浜 図書館総合展フォーラム第6会場
企画協力:大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)

フォーラム1:10:30-12:00

・「OA義務化、悩んで当然。だからシェアするリポジトリの試行錯誤」
いよいよ即時OA義務化が始まります。
このフォーラムでは、「これから即時OA義務化対応を本格化したい!」「リポジトリは運用しているが雑誌論文(特にGreenOA)のリポジトリ登録はほとんど経験がない!」といったリポジトリ担当者向けに、これまで雑誌論文のリポジトリ登録を行ってきた、行い始めた先行館からの具体的な業務事例の発表を行い、リポジトリ担当者間の情報共有を目的とした報告交流会を開催します。

フォーラム2:13:00-14:30

・「セロファンフラワーの上空へ -ダイヤモンドOAは突破口になりうるか」

 読者も著者もお金を払わなくていい、というなんだかハッピーな響きのダイヤモンドオープンアクセス(OA)モデル。海外では盛んに進められています。実際のところ、誰がどのように運営をしている?課題は?先行きは? なんとなく知っているような気がするダイヤモンドOAについて、基礎から海外の最新動向までしっかりとおさらいしましょう。
 その上で、日本におけるダイヤモンドOAへの向き合い方を皆で考えます。学術情報流通の在り方や、論文入手、ジャーナル契約の現在に疑問を感じている研究者や大学図書館者にとって、グリーンやゴールドのセロファンフラワーが生い茂っている状況下、ダイヤモンドは突破口になりうるのでしょうか!? ♪ルーシー イン ザ スカイ ウィズ ダイアモンド♪* 
*Beatles, "Lucy in the Sky With Diamonds"
登壇者:佐藤翔(同志社大学)、斉藤涼(東京大学)、尾城友視(東京大学)、村西明日香(名古屋大学)、菊谷智史(大阪大学)、鈴木雅子(九州大学)、土屋俊(千葉大学名誉教授、J-STAGE運営アドバイザリー委員会委員長)

フォーラム3:15:30-17:00

・「オープンアクセス加速の切り拓く未来を語らう―大学図書館と政策の交差点」

 学術情報流通を巡る昨今の課題について、現場での受け止め方や実行にギャップを感じることはないでしょうか。即時オープンアクセス方針や研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方のほか、「「2030デジタル・ライブラリー」推進に向けたロードマップ」など、政策・方針の意図するところをどのように現場に落とし込めばよいかという悩みもあるかもしれません。
 このフォーラムでは文部科学省の政策担当者とともに、これからの大学図書館を担う若手・中堅職員が、政策や今後の展望について思いを交わしながら、オープンアクセスの加速を巡る動向や、オープンアクセスで変わっていく大学、果たされていく成長について語り合います。
登壇者:濱崎拓郎(文部科学省・モデレーター)、影山啓太(文部科学省)、橘風吉(文部科学省)、中野智保(文部科学省)、大平司(名古屋大学)、金子芙弥(九州大学)、廣江愛美(東京大学)

フォーラム申込先https://forms.gle/fUW7aQZtsHoBzHhq8

申込締切
 ・現地参加:10月14日(火) 17:00 (期限を待たず満席になった時点で受付を終了します)
 ・オンライン参加:10月17日(金)
(オンライン参加の方は、申し込みいただけますと接続先情報等をお送りいたします。)

JPCOARスピーカーズコーナー

日時:2025年10月24日(金) 12:00-12:45
会場:パシフィコ横浜 スピーカーズコーナー(配信はありません)
想定対象:どなたでも参加可
事前申込:不要

JPCOARスピーカーズコーナー
<CCライセンスについて、何度目かのおさらい>

登壇者:高橋 菜奈子(新潟大学)
 Creative Commonsライセンス(CCライセンス)についてご存じですか?CCライセンスとは、著者が著作権を保持したまま、一定の条件を示して他者がウェブ上で作品を自由に利用できるようにするための仕組みです。CCライセンスを利用することで、著者は自由に論文等のコンテンツを流通させることができ、受け手もライセンス条件の範囲内で安心して再配布や再利用をすることができます。
 この20年間にウェブ上で読める論文が着実に増加し、日本の機関リポジトリに登録された「本文あり」のコンテンツは現在約330万件を超えています。即時オープンアクセス義務化が進めばますます増えるでしょう。
 一方で、この間に論文は人間が読むだけではなく機械が読むことが想定されるようになり、再利用可能であることが、オープンアクセスの重要な要素となってきました。gratis OA(読めるだけ)からlibre OA(CC等の自由なライセンス下で自由に利活用できる)へとオープンアクセスの概念が変化してきています。機関リポジトリに登録されているコンテンツを、問題なく利活用してもらうためには、CCライセンスがついていることが重要です。
 みなさんの登録している収録しているコンテンツは大丈夫なのか?CCライセンスを付与するにはどうしたらよいのか?JPCOARでは昨年の冬からオンライン勉強会で検討を重ねてきました。これまでの勉強会とオンラインワークショップについて振り返り、みんなでCCライセンスについて語り合いましょう。

情報交換会

10/23(木) 17:45(予定)から近隣施設にて情報交換会を実施します。
・会費4,500円程度を予定
・参加者40人程度を想定
・ご参加はJPCOAR会員館のみではなく、図書館、大学関係者、学生さんや民間企業の方含め、どなたでも可能です。
申込先:https://forms.gle/MQsibEKC7Mc4HNg89
(会場確保のため、申込は10月10日(金)までにお願いします。また、期限を待たず満席になった時点で受付を終了する場合があります。)