SCPJデータベースは学協会様からご提供いただいたオープンアクセスに関する方針(OA方針)から成り立っています。SCPJの活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
SCPJデータベースの維持と拡充のため、OA方針を決定、または、更新された場合は以下の「ジャーナルの登録・修正フォーム」よりお知らせください。
なお、学協会自体の情報の登録・修正は、「学会情報の登録・修正フォーム」からお知らせください。
軽微な更新については、「連絡先」のメールアドレスからも受け付けております。
OA方針を決定されましたら、是非、以下のフォームよりお知らせください。
著作権公開ポリシー策定・公開ガイドライン
JPCOARでは、学協会の皆様の著作権ポリシー策定の補助資料としてご活用いただけるよう、「著作権ポリシー策定・公開ガイドライン」を作成しています。
- 概要
「著作権ポリシー策定・公開ガイドライン」は、著作権ポリシーの概念について説明し、策定時の注意事項を示した「ガイドライン本文」と、著作権ポリシーに必要な事項を条文として示した「著作権ポリシー雛型」により構成されます。
本ガイドライン及び雛型は、リーガルチェックを受けた上で公開しています。また、本ガイドラインの付録となる「著作権ポリシー雛型」は、下記の文献について許諾を得たうえで一部内容を改変したものとなります。
・日高真子. 国内学術雑誌における著作権の取り扱い調査 著作権規定のひな型と 『情報管理』 誌におけるケーススタディ. 情報管理, 2010, 53.1: 19-28. https://doi.org/10.1241/johokanri.53.19 - ガイドラインのポイント
本ガイドラインでは、今日の学術流通の情勢を踏まえ、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに言及し、雛型でもライセンス設定に関する条項を設けております。
また、事実のみを記録したデータ自体は著作物に該当しませんが、「論文の根拠データ」は研究データ群から著者がデータを選択・編集したものであり、選択・編集によって著作物性が認められる場合もあることから、本ガイドライン雛型の第2条1項において、「論文の根拠データ」についても著作物の一部として記載しています。
研究機関からの情報発信のために
大学開放、情報開示などと言われて久しくなりますが、大学等研究機関において作成された学術成果も開示すべき情報の一つと言えます。
現在、国内外の研究機関では、機関リポジトリと呼ばれる、その機関の学術成果を電子的に保存し公開するシステムの構築が進んでおり、国内においても2019年3月で約800の機関で構築しています。しかしながら、研究機関の主要な学術成果である学術論文は刊行時に学協会様に著作権が譲渡されることが多く、機関リポジトリに学術論文を登録する際には、その都度、学協会様に著作権の登録の可否をお伺いすることになります。このような状況は、その都度、照会を受ける学協会様にご面倒をお掛けすることになるため、各学協会様のオープンアクセスに関する方針(機関リポジトリへの会誌掲載論文登録に関する方針等)を事前に意思表示していただき、それを大学間で共有するという活動を行っています。そうして作られたのが「学協会著作権ポリシーデータベース」(SCPJ : Society Copyright Policies in Japan)です。
学会誌を機関リポジトリでオープンアクセス(OA)公開することには、会誌売り上げの減少や学会員の退会を懸念される声もありますが、下記のようなメリットもございます。
- 学会の認知度・影響力の向上
- 論文の被引用数の増加
- 研究成果の社会還元
- 流通するメタデータの充実化
- 公的助成金の要件対応
- 長期的なアーカイブと可視性の確保
- 学会誌の持続可能性の確保
学協会様へのお願い
趣旨をご理解の上、是非、貴団体のOA方針をご検討いただけますと幸いです。学協会様のご希望に合わせて、OA方針をご検討される上での必要な情報をご提供いたします。ご検討の際には、「論文の著作権」のページもご覧ください。